現在はエアコンを定期的にクリーニングするのが一般的になっています。1~2年に1度掃除するだけで、エアコンの臭いも予防でき寿命も伸びるでしょう。
その一方で、エアコンのクリーニングを依頼する業者選びに困っている方も多いと思います。
そこで今回は、エアコンのクリーニング業者の選び方をご紹介していきましょう。
この記事の目次
エアコンのクリーニングを依頼できる業者とは?
はじめに、エアコンのクリーニングはどのような業者が行っているのか、その種類を紹介しましょう。
ハウスクリーニング業者
ダスキンやおそうじ本舗に代表されるハウスクリーニング業者は、エアコンのクリーニング業者の代表格です。
おそうじ本舗などクリーニングの実績台数をほこっている業者もあります。
ハウスクリーニング業者には、ダスキンのように全国展開している業者と、地域密着型の小さい業者があります。
メーカーの子会社
シャープのように、エアコンを製造・販売する会社中には、エアコンを掃除する会社を子会社として持っているところがあります。
元々は自社のエアコンのアフターサービスとしてクリーニングを行っていました。
今は他のメーカーのエアコンのクリーニングも行っているところが大半です。
お掃除機能付きのエアコンなど、クリーニングが難しいエアコンも引き受けてもらえます。
便利屋
便利屋とは、引っ越しの手伝い、不用品の整理、粗大ゴミの回収など「日常で人出が必要なちょっとしたこと」を依頼できる業者です。
便利屋により依頼できる仕事はさまざまですが、エアコンのクリーニングを依頼できるところもあります。
ハウスクリーニング業者より安い値段で依頼できることもあります。
家電量販店
家電量販店の中には、エアコンのクリーニングを請け負っているところもあります。
自社で子会社を持っているところもあれば、おそうじ本舗など外部業者に委託しているところもあります。
エアコンを購入する際、特典として1~2回クリーニングが受けられる、というところもあるでしょう。
エアコンのクリーニングの相場や値段の違いの理由
この項では、エアコンクリーニングの相場や、業者ごとに値段が違う理由などを紹介します。
エアコンクリーニングの相場
エアコンのクリーニングは、お掃除機能なしが9千円~1,2000円、お掃除機能付きが2万円代が相場です。
お掃除機能付きエアコンは分解が難しいので、掃除機能なしのエアコンより数千円~1万円ほど高くなっています。
季節によっても値段が変わる
エアコンのクリーニングは季節によっても値段が変わることもあります。
特に、中小のクリーニング業者は繁忙期になると1,000~2,000円ほど高くなることもあるでしょう。
逆に、閑散期に安くなる業者もあります。
そうすることで、一時期に仕事が集中しないようにしているのです。
大手業者の値段が高めな理由
大手ハウスクリーニング業者の方が、中小のクリーニング業者よりも若干値段が高めです。
これは、宣伝費や施設の維持費などを値段に転嫁しているためです。
その分、クリーニングの内容も豊富で、技術も確かというメリットもあります。
中小のクリーニング業者の場合は、「安かろう、悪かろう」というところもあるので注意が必要です。
保険の有無
大手は薄クリーニング業者は、ほとんどが損害賠償保険に加入しています。
万が一クリーニングが原因でエアコンが故障した場合、保険で補償されます。
便利屋などの中には保険に加入していないところもあり、故障した場合に揉めることもあるようです。
口コミは参考になる?
今は、たくさんのエアコンクリーニング業者があるため、口コミサイトを参考にするという方も多いことでしょう。
口コミサイトも一定の信用があります。
しかし、同じような内容で短期間にたくさんの投稿があり、良い評価がずらりとついている場合はサクラの可能性があります。
口コミサイトの多くが、投稿者を厳重にチェックしていることはありません。
また、口コミサイトにはパソコンからだけでなく、スマホなどからも投稿できます。
そのため、やろうと思えばいくらでも不正ができる、というサイトも多いでしょう。
ですから、口コミはよく内容を確認することが大切です。
長期にわたって良い評価がついている場合は信頼ができます。
エアコン掃除を大手はハウスクリーニング業者に依頼するメリット
エアコンクリーニングと言えば、大手ハウスクリーニングのイメージが強い方も多いでしょう。
この項では、大手は薄クリーニング業者、および名が知れた家電メーカーの子会社など、知名度の高い業者に掃除を依頼するメリットを紹介します。
クリーニング技術が高い
エアコンは精密機械です。
クリーニングには技術が必要で、不用意に行えば故障の原因となります。
特に、お掃除機能付きのものや天井に埋め込み式のものは掃除をするのには、技術の他に経験も必要です。
ダスキンやおそうじ本舗などは、作業員の技術の確かさをウリにしており、定期的に講習会なども開かれています。
また、大手業者ならば自然と経験も多くなります。
ただし、中小の業者の全てにエアコンクリーニングの技術がない、ということはありません。
しかし、中には技術力がない業者もあります。
値段が明確
中小の業者の場合、値段が不明瞭なこともあります。
ちょっとしたことで値段が安くなったり高くなったりすることもあるでしょう。
しかし、大手業者の場合はホームページに値段が記載してあるところがほとんどです。
また、2台目割引などのサービスがあるところもあります。
補償がある
前述したように、エアコンを掃除中万が一破損した場合、ダスキンやおそうじ本舗など大手ならば補償があります。
エアコンは高価な家電ですから、補償があれば万が一の時も安心できるでしょう。
大手以外のエアコンクリーニング業者のメリット
では、大手以外のエアコンクリーニング業者にもメリットはあります。
値段が安め
前述したように大手業者は宣伝費や施設維持費などをクリーニング価格に上乗せしているところが多いのです。
一方、地域密着型の小さな業者の場合は、宣伝が口コミたよりということも多いでしょう。
その分値段が安く、ノーマルなエアコンならば1万円以下でクリーニングを引き受けてくれるところもあります。
忙しい時期でも依頼が取れやすい
エアコンクリーニングは、5月から依頼が増え、6月~7月上旬がピークとなります。
大手業者の場合、5月には7月中の依頼まで予定が一杯になることもあります。
しかし、中小の業者ならば、7月中でも平日なら依頼ができるなど、繁忙期でも予約が取りやすいでしょう。
融通が利きやすい
大手業者の場合は、急に予約日に予定が入るとキャンセル扱いになるのが一般的です。
しかし、中小の業者の場合は、振替日を設定してくれるなど、融通がきくこともあります。
ですから、予定が直前まで分からない場合は、中小業者の方がおすすめです。
エアコン別業者の選び方
この項では、エアコンの種類や設置場所、掃除法などからの業者の選び方を紹介しましょう。
ぜひ、参考にしてください。
一般的なエアコンは選択肢が多い
お掃除機能がついていない一般的なエアコンは、大手ハウスクリーニング業者と中小のクリーニング業者、どちらに依頼しても問題ありません。
可能ならば両方から見積もりを取ってみるといいでしょう。
閑散期ならば、中小のクリーニング業者は安くなる可能性もあります。
子会社としてハウスクリーニング業者があるメーカーの場合
シャープのように、子会社としてハウスクリーニング業者を持っている場合、そこに依頼するのが、最も適しています。
特に、お掃除機能付きなど高機能なエアコンの場合は、子会社にクリーニングしてもらうのが一番安心です。
2台以上のエアコンを掃除してもらう場合は割引のあるところを選ぶ
エアコンが複数台ある家も珍しくありません。
業者によっては複数台を一度に掃除すると割引が受けられるところもあります。
大手のクリーニング業者の場合は、他のところの掃除とエアコンクリーニングを同時に頼むことで割引があることもあるでしょう。
迷った場合は実績を確認し見積もりを取る
複数の業者でどこにしようか迷った場合、実績を確認して見積もりを取りましょう。
見積もりが分かりやすく疑問点にすぐに対応してくれる業者は信頼できます。
また、見積もりを比較することで、業者のメリット・デメリットも分かりやすいでしょう。
見積もりも似たような物だった場合は、実績を比べてみましょう。
実績が多い方が安心です。
初めて依頼する場合は大手の方が安心
初めてエアコンクリーニングを依頼する場合は、大手業者の方が料金形態が分かりやすいでしょう。
地域密着型の小さい中小業者を利用したい場合は、説明が丁寧で料金形態が明確なところが安心できます。
分からないところはどんどん聞いていきましょう。
まとめ:エアコンクリーニング選びは見積もりや実績で検討しよう
今回は、エアコン業者別の特徴やおすすめを紹介しました。
大手業者と中小業者では、それぞれ一長一短があります。
ですから、それを承知しておいてから業者を選ぶことが大切です。
・大手業者は値段が高めだが、技術は高い
・ほとんどの業者は損害賠償保険に加入している
・口コミや見積もり内容で業者を検討しよう
・閑散期は値段が安くなる場合がある
・2台以上のエアコンをお願いすると割引がある業者もある
値段だけ見てえらぶと、後悔することもあるかもしれません。
大切なのは、実績や技術力です。