現在、ハウスクリーニングは手軽に業者へ依頼できるようになりました。
大掃除のときや引っ越しの際、もしくは自分では落ちない汚れがある時などにハウスクリーニングを依頼する方は多いことでしょう。
その一方で「ハウスクリーニング業者が多すぎて、どこに依頼していいか迷う」という方もいると思います。
そこで今回は、ハウスクリーニング業者の口コミを基に、料金相場や選び方のポイントを解説しましょう。
この記事の目次
ハウスクリーニングはどんなときに依頼すると便利?
はじめに、ハウスクリーニングはどのようなときに依頼するのがおすすめか解説します。
家中を掃除したい
ハウスクリーニングは家中まるごとの掃除を依頼できます。
例えば、引っ越す前に家中を掃除してもらえば、敷金がより多く返ってくるかもしれません。
また、中古住宅を買った場合は、引っ越し前に家の中を全て掃除すると気持ちよく新生活が送れます。
、日常の掃除では取り切れない汚れが気になった時は家をまるごと掃除してもらうのがおすすめです。
個人では掃除が難しい場所が汚れてきた
換気扇やエアコン内部など個人では掃除が難しい場所が汚れてきた場合もハウスクリーニングはおすすめです。
業者によっては分解して内部まできれいに掃除をしてくれます。
特にエアコンクリーニングは個人では難しいので、ハウスクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。
家事代行では対処できない汚れがある場合
家事代行とは、日常的な掃除・炊事・洗濯などを行ってくれるサービスです。
掃除も依頼できますが、掃除機がけ、雑巾がけなど個人ができる範囲の掃除が主になります。
業者によっては換気扇の掃除までくらいは行ってくれますが、カビ取りや除菌などは行ってくれません。
家事代行業者では対処できない汚れがある場合は、ハウスクリーニングに依頼しましょう
大掃除をしたいとき
大掃除の際、「せっかくだから徹底してきれいにしたい」と考える方は多いことでしょう。
ハウスクリーニング業者に依頼すれば、気になっていた汚れを徹底的に掃除してくれます。
12月はハウスクリーニングへの依頼が増え、予約の取り合いになることも珍しくありません。
ハウスクリーニングの相場はどのくらい?
では、ハウスクリーニングの相場はどのくらいなのでしょうか?
この項では、料金の相場について解説します。
家まるごとの掃除は広さによって異なる
家全体を掃除してほしい場合は、広さによって料金は異なります。
ワンルーム:2万~3万円前後
2LDK:4万円前後
3DK以上:5万円前後
部屋の広さの価格の相場です。
また、一戸建てとマンションではマンションの方が料金は低めとなっています。
これは、一戸建ての方は階段など掃除が大変な部分があるためです。
業者によっては2階の方が1階より料金を高めに設定しているところもあります。
家具がない家の掃除は安め
家全体を掃除する場合、家具がある場合とない場合では、
家具がない家の方が料金は安価です。
家具がある家をまるごと掃除する場合、家具がない時の価格に+1~2万円が相場となっています。
これは、家具を動かす手間や破損した場合の補償などが価格に反映されているためです。
ですから、家をまるごと掃除してもらう場合は、引っ越し後に荷物を全て運び出した後か、引っ越し前の空っぽの状態で掃除を依頼するのがおすすめです。
部分掃除は1箇所1万円~が相場
ハウスクリーニングに依頼できる部分掃除は、キッチン・レンジフード・ガス台・トイレ・浴室などがあります。
単に「キッチン」というと、作業台や床、シンクなどのみとなり、レンジフードやガス台は含まれません。
この定義は業者によって若干異なるので、依頼する前によく確認しましょう。
たとえば、キッチン全体の掃除を依頼した場合、キッチン+レンジフード+ガス台となり、2万円~3万円代になります。
1箇所でも浴室のように広さがある場所は、1万円代後半が相場、トイレのように狭い場所は、業者によっては1万円を切るところもあります。
床は一平米当たりで計算する
床掃除は、掃除機がけ+拭き掃除と、これにワックスがけをプラスするプランが一般的です。
家まるごと掃除の場合は、料金に床掃除も含まれますが、部分掃除の場合は1平米あたりの値段で計算します。
相場は800円台~1,000円代で、家具を移動させる場合は、プラスで1,000円~2,000円ほどかかる業者もあります。
セット料金だと安くなる
業者によっては、水回りセットなど複数の掃除場所を組み合わせて個別に掃除を依頼するよりお得なプランを用意しているところもあります。
掃除を依頼したい場所が多い場合は、個別に依頼するより、セットプランを利用した方がお得です。
相場は、2万円代後半~5万円といったところでしょう。
個別の料金プランが高めの場合はセット価格も高い傾向があります。
時間別プランも登場
最近は掃除する場所ではなく、掃除する時間で料金が変わるプランを打ち出している業者もあります。
ハウスクリーニングに掃除を依頼した場合、1箇所の掃除にかかる時間は1時間~2時間です。
4時間セット、8時間セットなどの時間制で料金を出し、その間は好きなところを掃除してもらえます。
料金は個別に複数箇所を頼んだ場合の1割~2割ほど安い程度です。
「しつこい汚れはそれほどないので、1箇所1時間程度で3箇所掃除してほしい」などという場合に便利です。
ハウスクリーニングの料金の違いについて
ハウスクリーニングの料金は業者によって異なります。
宣伝が多い業者はやや高め
料金が高いハウスクリーニング業者としては、ベアーズやダスキンなどが上げられます。
口コミでも、「料金が高い」という不満点が多い業者です。
ベアーズやダスキンは全国に支店があり、宣伝も盛んです。
社員教育も行き届いており、気持ちよく対応してもらえます。
技術も高めで、掃除結果に満足しているという口コミも多いでしょう。
つまり、大手業者は宣伝費や人件費、教育費など営業コストがかかっています。
これが価格に繁栄されているので料金が高めです。
しかし、落ちなかった汚れもきれいにしてくれるなど、満足度は高くなっています。
地域密着型の小規模なハウスクリーニングは値段が安め
一方、対応地域が限られている地域密着型のハウスクリーニング業者は、営業コストが低いので、価格も安めです。
また、おそうじ本舗やおそうじ革命などある程度広い地域をカバーしていても、料金の安さがウリの業者は値段が低めです。
値段が安いからといっていいかげんな仕事をする分けではありません。
今は競争が激しいですから、実績の多い業者ほど、値段は安くてもしっかりとした仕事をしてくれます。
このような小さい業者はホームページを持っていないことも多く、くらしのマーケット
など、プラットフォームサイトを利用していることが多いでしょう。
ただし、値段が安めで営業コストが低い業者はできる作業が限られていることもあります。
例えば、掃除はできるけど、防カビ・抗菌コートなどは不可というところもあるでしょう。
口コミを参考にした業者の選び方
ハウスクリーニング業者がたくさんある中、業者選びの参考に口コミを頼りにする人も多いことでしょう。
しかし、口コミを頼った結果失敗したというケースもあります。
実績と併せて見る
ハウスクリーニング業者は、実績も重要です。
新規業者が全て悪いというわけではありませんが、激しい競争を勝ち抜いてきたということは、技術力や接客力が高い証でもあります。
口コミがよく、実績が多い業者はほぼ優良と考えていいでしょう。
口コミサイトの評判もチェックする
口コミサイトの中には、悪い評価を意図的に削除するところもあります。
悪い評判が全くない、褒め言葉がいつも似通っているなどの口コミサイトは話し半分くらいに聞いておきましょう。
「あの口コミサイトはダメだ」と名指しで言われるようなところは参考にしない方がおすすめです。
業者名で検索する
今は、よい評判も悪い評判もすぐに広がります。
ですから、あまり知名度がない業者に依頼するかどうか迷っているという場合は、業者名で検索してみましょう。
口コミサイトなどにはかけなくても、個人ブログやSNSには正直な感想を書いているところもあります。
また、はっきりと「悪徳業者」と名指しされている業者もあります。
特に、過去に窃盗事件など犯罪をおかした業者は、手厳しく批判されているところもあります。
くらしマーケットは業者による書き込みや削除は不可になっている
最近、ネットでも盛んに宣伝しているくらしのマーケットは、複数の業者を比較し、その場で依頼もできるプラットフォームサイトです。
ここには口コミもありますが、掲載している業者が書き込んだり削除したりすることは不可となっています。
ですから、口コミの信頼性も高いのです。
小さい業者を探したい場合はおすすめと言えます。
まとめ:口コミで業者を探す場合はよく吟味することが大切
今回は、ハウスクリーニング業者の選び方や相場などを解説しました。
ハウスクリーニング業者によって、同じ場所の掃除でも数百~数千円の違いがあります。
安い業者の技術が低いわけでも、高い業者が顧客の足元を見ているわけでもありません。
・家まるごと掃除は広さで金額が変わる
・家具がない掃除は安め
・セット料金の方が安い
・宣伝が多い業者は金額が高い
・地域密着型のハウスクリーニングは値段が安い
・口コミや評判もチェックする
・実績も確認する
料金にはそれなりの理由があるので、その内訳を調べて納得してから選びましょう。
また、口コミは一定の信頼度はありますが、全面的に信頼すると失敗することもあります。