共働きが当たり前となった現在、家事代行業の需要も増え続けています。
家事代行は掃除や洗濯、料理など依頼できる一方で、「業者によって依頼できる内容が異なる」「値段が高く、気軽に依頼できない」「短時間依頼するのは難しい」といったデメリットも多いのです。
「ちょっとした雑用を気軽に頼みたい」という人に人気が高まっているのは、雑事を頼みたい人と、請け負いたい人をマッチングさせるプラットフォームサイトです。
今回はその中の最大手である「エニタイムズ」の評判やトラブルなどを詳しく解説しましょう。
この記事の目次
エニタイムズとはどんなサービス?
はじめに、エニタイムズがどのようなサービスなのか、その特徴や他の家事代行業者との違いを詳しく解説します。
エニタイムズはシェアリングエコノミーの一種
エニタイムズは、家事代行業者ではなくシェアリングエコノミーの一種です。
シェアリングエコノミーとは、個人が保有する資産(スキルを含む)の貸し出しを仲介するサービスの総称であり、エニタイムズは「個人の時間と能力」をシェアリングしています。
・買い物代行
・掃除の代行
・調理の代行
・家の修理
・ペットの世話
・子供の世話
・高齢者の世話
様々な依頼することが可能です。
依頼を出すことも受けることもできる
エニタイムズは、家事や雑事などを依頼したい人と依頼を受けたい人をマッチングさせるプラットフォームサイトです。
ですから、自分で「こんなことを頼みたい」と依頼をすることも、「こんなことができます」と依頼を受けることもできます。
空いている時間に能力を活用して行える副職ができるサイト、としても注目されています。
依頼ができる物事はさまざま
エニタイムズは家事代行業者ではありません。
だからこそ、いろいろな依頼に柔軟な対応が可能です。
エニタイムズは掃除や調理、買い物といった家事だけでなく家の修繕、ガーデニング、ペットの散歩代行などの業務が出品されています。
依頼したいけれど出品されていないものに関してはリクエストを出すこともできます。
エニタイムズを利用するメリット
では、エニタイムズは他の家事代行業者に比べてどのようなメリットがあるのでしょうか?
依頼できる内容が豊富
エニタイムズは自社で家事代行サービスを行っているわけではありません。
だからこそ、利用者の需要に応じていろいろなサービスを増やしていくことが可能です。
家庭内の雑事は多岐にわたります。
「こんなことを代行してほしい」ということが依頼できる可能性も高いでしょう。
短時間から利用できる
エニタイムズは、依頼をしたい人と依頼を受けたい人が話し合いをして、値段や時間を決めます。
明確な値段設定があるわけではありません。
双方が納得すれば、30分単位で依頼することも可能です。
交渉次第では一般的な家事代行業者に依頼するより、安価ですむこともあります。
自分で依頼を出品できる
自分が依頼したい内容を受けてくれる人がいないという場合、自分でエニタイムズに「このような内容を何時間、この値段で引き受けてほしい」という依頼を出すことができます。
その依頼を引き受けてくれる人が現れれば、そのまま依頼することも可能です。
家事代行サービスを検討する際、「もう少しライフスタイルにあった柔軟な依頼ができたらいい」と考える方は多いことでしょう。
エニタイムズならばそれが可能です。
エニタイムズの評判はどんなもの?
エニタイムズは年々利用者が増加しており、「利用して良かった」という声もたくさんあります。
その一方で「素人に依頼をしても大丈夫?」「依頼者とサービスを提供する人の間でトラブルはないの?」と不安に思っている人もいるでしょう。
エニタイムズはしっかりとユーザー同士のやりとりを監視している
エニタイムズはサービスを受けたい人と提供している人を仲介するサービスです。
ですから、双方のやりとりには基本的に介入はしません。
しかし、やりとりの内容は逐一チェックしています。
サービスを受けたい人がサービスを提供したい人に、提案している案件以外の不適切な内容を提示するようなことがあれば、すぐにチェックが入ります。
そのため、サービスを受けることを隠れ蓑にして、不適切なことを提案される心配はありません。
サービスを提供する人の身分証明を行っている
「提示されているサービスに依頼をしてみたいが、信用ができるか不安だ」と思っている人もいるでしょう。
エニタイムズでは、サービスの提供者として登録する際、身分証明書の提出を義務づけています。
ですから、身元が分からない人がサービスを提供する危険性はありません。
また、サービスを提供する人の口コミも掲載されています。
良い仕事をしてくれたサービス提供者が一目で分かるようになっているのです。
サービスを提供する方も、評判が良いことを理由に値段設定を高めにすることもできます。
安心して依頼を出したり受けたりすることができるでしょう。
事前にチャットで相手と打ち合わせが可能
家事代行サービスを依頼する場合、サービス提供者を家の中に招き入れる必要があります。
その際、やってほしいこと、やってほしくないこと、触っていい場所、いけない場所などさまざまな決まりごとが出てくるでしょう。
細かい打ち合わせができればいいのですが、時間がないのでできないというケースも多いと思います。
エニタイムズでは、チャットで利用者同士の打ち合わせができるのです。
スマホがあればどこでも打ち合わせができるので、忙しい人でも便利です。
エニタイムズの手数料は高いのは本当?
エニタイムズの評判を検索すると、手数料が高いという口コミをよく見かけます。
これは本当なのでしょうか?
手数料が発生する仕組み
エニタイムズはサービスを依頼したい人が前払いで料金を払い、サービスが提供された後に提供者へ料金を支払います。
この際、手数料として15%が差し引かれるのです。
このシステムにより、サービス提供者はサービス利用者から料金を取りっぱぐれることはありません。
また、サービス提供者が現場で追加料金を請求した場合も、サービス依頼者は「料金は前払いしている」と理由を付けて突っぱねることもできます。
ですから、料金に関するトラブルが起こりにくいのです。
エニタイムズより手数料が安いシェアリングエコノミーもある
サービス利用者や提供者に請求する手数料は、シェアリングエコノミーを行っている業者によって違います。
エニタイムズより手数料が安い業者もあります。
しかし、双方に提供するサービスが不十分だと、トラブルが発生しやすくなるのです。
15%でスムーズにサービスの依頼と提供ができるならば、それは必要経費と言えます。
手数料を考えてサービスを提供する料金を決めることもできる
サービスを提供したい場合、手数料を考えて料金を設定すると「損をした」という気持ちになりにくいでしょう。
交渉する際、依頼者に手数料のことを説明し、理解を得るのがおすすめです。
エニタイムズをスムーズに利用するコツ
エニタイムズには現在のところ、大きなトラブルは報告されていません。
しかし、当事者同士の細かいトラブルはあるようです。
ここでは、エニタイムズをスムーズに利用するコツを解説します。
受けたいサービスを明確にさせておく
エニタイムズで受けることができるサービスは、原則として1回につき1種類です。
たとえば、「2時間で掃除と洗濯と料理をしてほしい」といった依頼は難しいでしょう。
何を依頼したいのか明確にしてから、提供者を探しましょう。
値切りすぎない
エニタイムズは、提供者が目安となる値段を提示しています。
しかし、交渉次第で安くすることも可能です。
たとえば、1時間3,000円で提供しているサービスを、2,500円にしてもらうことはできるでしょう。
ただし、あまり値切りすぎても提供者は困ってしまいます。
「この値段なら引き受けられません」と言われてしまうかもしれません。
ですから、相場を調べてその位の値段はかかると思いましょう。
損害が発生したらすぐにエニタイムズに報告する
掃除中にインテリアを壊してしまった、家具の修繕を依頼したらかえって壊れてしまったなど、サービス提供中に思わぬ事故が起こることは決して珍しくありません。
このようなトラブルが起きた場合は、当事者同士で解決しようとせず、エニタイムズに報告をしましょう。
エニタイムズでは、損害賠償に対応するシステムができています。
たいしたことがないと当事者同士で対応しようとした結果、トラブルになっては元も子もありません。
評価をきちんとする
サービスの提供を受けたら、提供者を評価しましょう。
それにより、提供者の評判が上がり、より依頼者が増えるきっかけになることもあります。
サービスを受けたら受けっぱなしではダメです。
もし、満足いくサービスではなかった場合は、その旨もしっかりと伝えましょう。
まとめ:エニタイムズは交渉次第で価格が変わる!
今回は、シェアリングエコノミーの一種、エニタイムズの評判などについて解説しました。
一般的な家事代行業者と異なり、エニタイムズは双方の交渉次第で価格とサービス内容が変わってきます。
・エニタイムズはシェアリングエコノミーの一種
・エニタイムズは依頼を出すことも受けることもできる
・依頼できる種類が多い
・短時間からの利用もOK
だからこそ、サービスを受ける側が「受けたいサービスの内容や支払える価格」を定めておかなければなりません。